ヒトパピローマウイルス(HPV)は、ヒトにとって特殊なウイルスではなく、多くのヒトが感染し、その一部が子宮頸がん等を発症します。ヒトパピローマウイルスワクチンは、子宮頸がんの発症と関係があるヒトパピローマウイルス感染症を予防するワクチンです。
対象:小学6年生から高校1年生に相当する年齢に該当する女性
※中学1年生に相当する年齢が標準的接種年齢です。
〇シルガード9(9価)
・小学6年生~14歳で接種開始
接種回数:2回接種
接種間隔:初回接種から6か月後
・15歳以上で接種開始
接種回数:3回接種
接種間隔:初回接種から2か月後に2回目
初回接種から6か月後に3回目
〇ガーダシル(4価)
接種回数:3回接種
接種間隔:初回接種から2カ月後に2回目
初回接種から6カ月後に3回目
〇サーバリックス(2価)
接種回数:3回接種
接種間隔:初回接種から1カ月後に2回目
初回接種から6カ月後に3回目
※いずれのワクチンも子宮頸がんの予防効果があります。医療機関で相談し、接種できるワクチンを接種してください。
※原則、完了まで同じ種類のワクチンで接種してください。
※シルガード9(9価)の接種について、接種開始が小学6年生~14歳であっても、2回目の接種が初回接種から5か月未満であれば、3回目の接種が必要になります。